「ただいまー、あー疲れたー」
「雄也ぁ、腹減った」
「おかえりくらい言えないもんですかね」
「ハイハイ、オカエリ。今日なんかあった?」
「うちの大学、見学会じゃん!」
「あぁ、そういやそうだ」
「ホント無頓着だな。で、俺は学校案内係だったの」
「えー、俺なら絶対無理。知らないオバサンとかと話せない」
「いや、割と学生だけで来てんのが多かったよ。
…あ、あいつに会った、たつき!」
「誰だそれ」
「高校の後輩だよ、一回会わせたじゃん」
「………知らない」
「そっかぁ。なんかいつも二人組で、
ちっちゃいのとでっかいので。
そのでっかい方なんだけど」
「………ちっちゃい方は、アユミ、だっけ」
「そうそう、覚えてんじゃん」
「でも、でっかい方知らない。でか過ぎて記憶に残らない」
「…それ、ただのヤキモチっていうか。
しっかり記憶に残ってるよね」
「なんであんなに身長伸びんだよ!
マジわけ分かんね!ムカつく!」
「ちとせさん、大人気ないよ」
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