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創作小話。同性愛的表現含。
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「雄也、これ缶開けちゃったんだから全部飲めよ」

「ごめん俺もう無理。その酒マズイ」

「はぁ?じゃあ捨てんの?」

「それでもいーけど……ちとせ飲む?」

「要らねーよ。お前飲め」

「……俺を酔わせてどうする気!」

「うわウザい」

「ひっど!」

「マジどうしてくれようかと思った今」

「えーなんで」

「死ね、むしろ死ね」

「とにかく逝けと」

「俺もー寝るわ」

「え、早ッ!今から寝れんの!?」

「おやすみ、ちゃんと電気消してね」

「ねーちとせー」

「……うるせー」
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「なぁ、この本お前の?」

「どれ、見えない」

「お前目ぇ悪すぎだって。コンタクトは?」

「今してない。めんどくさい」

「見えないと不便じゃね?」

「あんまり見えるのも嫌だ」

「ふーん………俺のこと見える?」

「そりゃまぁ、うん」

「じゃあいっか」

「なにが」

「んー?俺のことだけ見えてりゃいっかって」

「…………なにそれ意味分かんねー」

「いーっすよん、分かんなくて」
焼き肉屋にて。


「牛タン……食えない」

「え、雄也嫌いなもんあったの」

「や、嫌いってか、なんか最近だめ」

「なんで」

「なんかさー、だって舌じゃん牛の」

「そだよ」

「ぐにゅぐにゅしてるし……」

「他の肉も大して変わんねぇよ」

「でも舌だよ?自分のじゃない舌が口の中に……なんか」

「なに」

「牛とチューしてるみたい……な?」

「バッカ!!キモいこと言ってんなよ!!」

「や、ごめん」

「やべー……お前が変なこと言うから気持悪ぃ……」

「食べれない?」

「ん゛〜……」

「あ、それ俺の舌だと思えば」

「今すぐ捨ててやる」
ある日の女々しい雄也と冷たいちとせ。
※ジャガーさん→雄也の犬(♂)



「俺、しょっちゅう失恋してる」

「あ?なんで、誰に」

「お前がジャガーさんにばっかり可愛いとか言うから」

「いや犬相手だし(しかもお前なんか可愛いって言う対象じゃねーよ)」

「あーあ…」

「………(畜生うぜぇ可愛くねぇ)」

「………(なんか言ってくんないかなー)」

「……ジャガーさん、もうお前以外愛せないよ」

「素敵な笑顔で追い打ちかよ!!」
も、めちゃくちゃになる。
でも逆らえない。
初めに
おおさわ潤が創作する、BL含む日常小話。 友情物語もあり。 過激な性的表現・年齢制限を含む作品は無し。 自己範囲でお楽しみ下さい。
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